忘 失
都留岩 加寿男
全方位に純粋な精神が
無垢で
疑いを持たず
色彩を持たず
意見を持たず
一点の矛盾も食違いも無いまま
無限の真実を受け入れるさまは
人が創りだした信仰という心を
いまだ人造でない心が感じとり
神経と感覚がヒトの許容を超え
見ひらきききった目で受けとめ
人類言語を一言も使わず驚嘆し
震撼と痙攣の狭間で忘失に至る
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