| さんくちゅあり |
| 都留岩 加寿男 |
| 肉体的にも 精神的にも だれにも 触れさせてならない聖域 |
| 本当は 自分でさえ 問いかけてもならず 触れてならぬ聖域 |
| その 秘密の 羞恥の 純粋無垢の 禁断の 神聖で 崇高な |
| 絶対空間の 聖域に あなたが 入城し 高らかに 宣言する |
| 王として全ての因果律を相続し 聖域を所有する主人となると |
| 言い訳や 理屈や 理論や 理性さえも なだれおち敗走して |
| 王を称え 怖れ 敬い 愛す 絶対服従の よろこびが満ちる |
| 心と身体を昇華し 究極の快楽への扉が いま 解きはなたれ |
| 罪に 罰せられ 思い知って 涙し ひざまずき 許しをこい |
| 許されず あなたの 口うつしに あらたな教えを 学びとり |
| 許され あなたに 全てを捧げ 繰り返し 無私の忠誠を誓う |
| 明けては暮れゆく 大草原の 爽やかな風の中を 無色透明の |
| 実態があり 実体の無い球体が ゆっくりと天空へ招かれゆく |